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◆ 「R-15」シリーズ
  「不本意だけどハーレムです。ただしネットに限る」シリーズ
  作者:伏見ひろゆきさんより語り部塾、応援メッセージ

■伏見ひろゆきさんからの推薦文

「自分の物差し」。私が語り部塾で学んだことはこれに尽きます。

語り部塾はマニュアル化された方法論を教える場ではなく、つまるところ菊池塾頭であり、塾頭との物差しの突き合わせなのです。それは計り合いであり、図り合いであり、謀り合いでもあります。単純な満足感などありません。

価値観が多様化し方法論も多様化する世で、塾頭はあえて自分の物差しを突き出し徹底した批評をおこないます。生徒もまた己の物差しを突き出し、その批評に対して創作意図を述べます。

正直、生徒の満足感が重要な塾の経営において、ここまではっきりとものを言う先生は中々いません。ゆえに貴重な存在であるとも思います。人間関係を重視してそれなりの意見で誤魔化す曖昧な批評に飽き飽きしている方には、この塾へ来れば人ひとりの本音を嫌というほどぶつけられることをお約束いたします。

語り部塾では塾頭を唸らせる作品を創りあげた生徒に対し、デビューを目的とした塾頭によるマネージメントがおこなわれます。私自身もそうやってデビューするため日々精進しておりました。しかし塾頭との物差しの突き合わせを通じて私は己の定規がどのような形状をしているのか知り、語り部塾の描いた道筋にこだわるのを止めました。私や他の生徒が塾を卒業した後も塾頭は作品を添削する機会を設けて卒業生たちを待っておられましたが、私はあえてその場に参加せず我が道を進んで独り作品創りに励んでいたのです。そして第十三回スニーカー大賞にて奨励賞を受賞するに至りました。

私を我が道へと進ませたのは、自分の物差し。それは己の内なるものではありますが、塾頭との気の遠くなるような知の格闘を通じて精製された創作の指標でもあります。ゆえに私は我が道をゆくことで語り部塾を、菊池塾頭を証明しているのだと思います。

そしてもし何年か先、私の物差しと塾頭の物差しがある一つの作品を巡り同じ計測を弾き出したとき、改めて塾頭にマネージメントをお願いしたいと考えております。

「R-15」シリーズ

作者:伏見ひろゆき

プロフィール

1982年生まれ
2008年、『十三歳の郵便法師』で第13回角川スニーカー大賞奨励賞を受賞。
その翌年、『R-15ようこそ天才学園へ!』にてデビュー。

作品
『R-15』シリーズ(角川書店)
『不本意だけどハーレムです。ただしネットに限る』シリーズ(角川書店)