語り部塾
特別対談 西谷 史 × 菊池 優

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対談
「語り部塾」塾頭 菊池 優 「語り部塾」開塾記念豪華対談
対談3 「ダジャレが生み出したこだわり」
作家/占い師 西谷 史
西谷 史 西谷 史(にしたに・あや)
1955年3月14日生まれ
作家/占い師

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菊池 優(きくち まさる)
1952年9月5日生まれ
作家代理人/フリーの編集者
詳しいプロフィール


西谷 ―   ぼくは、漢字の使い方ができていないので、よく赤を入れてもらいます。
たとえば、「聞く、聴く、訊く」などは、意味によって漢字を使い分けるべきだと教えてもらいました。
ただぼくも、「上る、登る」「撥ねる、跳ねる」などのように微妙な違いしかない漢字は、平仮名にした方がいい場合があることは、わかっていました。
ただ、菊池さんはその方法論を決して口にしなかった。
おそらくそれは、『書き手が気がつくまでやらせる』という、菊池さんの基本的な姿勢なのだろうと思いました。
ぼくの方も、かなりの漢字は、平仮名にすればよいことがわかっていながら、知らんふりをして、意地になって漢字を使い分けようとしていました。
そのため、書くほうはたいへんになり、菊池さんご自身も校正がたいへんになる。
それでもお互い、平仮名にしようとはいわない。
あとから考えると、あれは、ちょっとしたドラマだと思いました。(笑)

菊池 ―   西谷さんに漢字を教えたなんて記憶は、まったくありません。(笑)
いくら私が忘れっぽくなったからといって、これは断言できます。
でも、それは別として、この文字についてのこだわりについてお話させていただきますと、私が根っからのダジャレ好きなことが、かなり影響しているような気がします。
私が小学校に入る前なんですが、歳の離れた従兄がふたりいたんです。
このふたりは、とってもダジャレが大好きで、私は、このふたりにとっても可愛がられたんですよ。
いつも遊んでもらっていると、このふたりの会話にゴロ合わせがよく出てくるんですが、それを聞いて、「なんか面白そうなことばかり言ってるな」と子ども心にも感じていたんです。
いま考えると、「蝿が飛んできた」「ハエー」とか、「お前の父さんの仕事は、運送屋か?」「うん、そうや」レベルのダジャレなんですがね。
でも、そんなことがきっかけになって、ひらがなが表音文字、漢字が表意文字ということ、そして、いわゆる同音異義語を意識し始めたのかもしれません。
それが昂じて、いまでも酒の席ではオヤジギャグの連発で、みんなに嫌がられています。(笑)

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