語り部塾
特別対談 西谷 史 × 菊池 優

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対談
「語り部塾」塾頭 菊池 優 「語り部塾」開塾記念豪華対談
対談4 「体育会式作家育成法とは!?」
作家/占い師 西谷 史
西谷 史 西谷 史(にしたに・あや)
1955年3月14日生まれ
作家/占い師

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菊池 優(きくち まさる)
1952年9月5日生まれ
作家代理人/フリーの編集者
詳しいプロフィール


西谷 ―   ダジャレから、日本語の構造を知るというのは、さすがというか、菊池さんらしいと思います。
冗談ではなく、ぼくは漢字を表意文字としてではなく、表音文字として身につけてしまっていることが問題なのだと思います。
ところで、これからも『書き手が気がつくまでやらせる』という姿勢でやられるのか、それとも若い人に対しては、やり方を変えられるのか、これは個人的にも、ぜひ訊いてみたいことです。
というのは、この姿勢こそ編集者・菊池さんの持ち味だと思うからです。
私は、この教育方法は、菊池さんが学生時代から続けている卓球というかスポーツからきているに違いないと拝察しているのですが、違ってますか?

菊池 ―   いままでそんなことを言われたことがないので、ちょっと戸惑ってしまいますが、あらためて考えると、確かにスポーツの教え方が影響しているのかもしれませんね。
西谷さんもご存知のように、私は中学一年生から卓球を始め、いまでもチームをつくってやり続けています。
その卓球を通じて大学時代に知り合った同期の男から、大事なことを教わったんです。
私たちが大学二年になった時、後輩の練習を見ながら、こんな話をしたことがありました。
「なあ、おまえは練習を見ていて、あいつの悪い部分はわかるだろ?」
「ああ、わかるよ」
「じゃあ、何で教えてやらないんだよ?」
「教えたって、すぐに忘れるよ」
「そんなことはないよ。無駄な練習時間を過ごさせるぐらいなら、いい打ち方を教えて、それを憶えることに時間をかけさした方がいいだろ」
「自分で悩みに悩んで、どうしようもなくなって俺に訊きにきたら、俺は教えるよ。でも悩みもしないうちに人から教えられたことなんて、すぐに忘れるもんだよ」
私は、その友人の言葉が、その時点では納得がいきませんでした。
でも、結局は、そいつの言ってることの方が正解だったんですよ。
ですから、まずは理解してもらうという姿勢は、これからも変わらないと思います。

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